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ご 回 答


札幌市水産物卸売協同組合
理事長 宮嶋 邦夫  様 

平成22年6月14日

丸 姫 飯塚水産株式会社

代表取締役社長 飯塚博子




1. 平成22年5月11日付で当組合からなされた『ご照会』に関しましてご回答致し

   ます。早速ではありますが、弊社が当組合に提出した平成22年4月20日付質問状

   (別紙・質問状の各事項)につきましては当組合の『ご照会』を見る限り、お取

   り違いをしている側面がなきにしもあらずと思われます。あくまで本件に関しま

   しては弊社の質問状にも表している通り各事項について当組合にて議論をし組合

   として関係各位に求めていくべきであり、なすべきものではないかとの提言、そ

   の前提として質問であることをご理解下さいませ。

   さて一番重要である本件とは、『海商問題』に関して札幌水産物精算株式会社

   (以下清算会社という。)が受けた損害等並びに信用の失墜であります。

   札幌市水産物卸売協同組合は精算会社の株主であり、よって清算会社の損害・損

   失等並びに信用の失墜は特に前者の点におき株主の資産価値の減少を意味し今後

   とも脅かされうることとなり当然ながら株主である組合の一組合員にとっても資

   産の減少として同様であります。現在、当組合にて議題にあがっている清算会社

   との契約書見直しに繋がっているものでありますが株主であります当組合は当然

   ながらき然として株主責任を果たすべきであると思います。


2. 照会事項

  (1)

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   海商問題、清算会社が受けた損失等並びに信用の失墜

   単に海商プロパーの問題ではなく、当組合の緊喫の問題である資産価値の減少の

   問題を、挙げて意味するものです。

   ◆愍λ^稟拭戮箸蓮

   『特別背任・刑事事件の要素をはらんでおり』とは、について

   この点は本件の最重要ポイントなので詳述いたします。平たく言うと本件は株価

   を減少させた精算会社の役員の怠慢及びこれらのものと手を組んだ人物、そうし

   た関係者の特別背任のおそれを意味するものです。

   本件の原因であると思われる『ため上げ』については仲卸担当者の権限・判断で

   なされた事なのか或いは会社の指示によるものなのか。又、弊社が質問状で述べ

   た通り、卸売業者の何らかの関与・関係があったのか等を明確にしない限り、同

   じ問題が再び起こり得るのではないかと考えます。

   卸売業者・精算会社・関係仲卸業者の何れかの容認がなければ海商単体では実際

   上取引が成立しえないと思われますが特にこの点を解明し、海商のうみを出さず

   しては同様の問題が発生します。

   こういったことがらが、本件に関しては窺知されうるので弊社の『質問状』に表

   している通り質問を致した次第です。



  (2)質問状では、『損害賠償請求等の提訴を行うべきであり』と、について

   『貴社は誰に対し』におたずねですが

   当組合が株主として代表訴訟を行使することを意味しております。尚その根拠条

   文については当組合においてお調べ下さい。これは精算会社が海商に対して行う

   ものと思いますが、それが代表訴訟を提起することとなり、それが嫌でしょうか

   ら清算会社は当組合に開示義務を果たすことになるのです。指をくわえているだ

   けではいけません。

   『どのような根拠で』・『いくらの損害賠償請求等を行うべきと』

   精算会社が海商から受けた損失額等と思います。

   いくらかは当組合が保有している清算会社の株式価値減少額が最低のラインかと

   思われます。

  (3)更に『関係各社には開示義務があり』と、について

   開示義務を負っているのは清算会社であり、前記の通りです。

   当組合が清算会社の株主として弊社(一組合員)が求めた質問状における各事項

   を精算会社に請求し、その関連で関係各社が清算会社に開示義務を負っているも

   のと思います。損害を負担すべき者の当然のことであります。


  (4)質問状では『一組合員として対策と対応をするために下記事項について求

   める』と、について

   精算会社の株主である当組合は、精算会社に対して弊社(一組合員)が求めた、

   各事項についての回答を求めるべきものであり、理事者は組合員個々に対して説

   明責任があるものと思います。その履行は各組合員の持分の価格が減少したが故

   に組合の業務執行者である受任者として説明等を果たす義務があり、その義務を

   負う事は民法に基づくものです。



3. まとめ

    当組合は、組合員の共通の利益を守り保護するための組織でもあり、組合員が

  不利益を被る事のない様にする団体であったのではないでしょうか。

  精算会社の資産が減少したということは株主である当組合の資産が目減りしたこ

  とになりこのまま、うでをこまねいて黙って見ているだけなのでしょうか。弊社

  が求めた『質問状』の各事項等を組合員の共通の利益のためのものであり、その

  道筋で行うべきかと思います。

  この度の、『ご照会』については、何か口封じのような風であり、的外れであ

  り、いささか疑念を感じざるを得ない部分もあります。

  ただ、弊社の質問状に対しては真摯に受け止めるべきではないでしょうか。『物

  言えぬか、言わぬか、の当組合』に代わって一組合員として真剣に取組み、提言

  した言葉を捉えて敵対関係にあるかのような『ご照会』に変えてくること自体、

  問題のすりかえではないのでしょうか。前に一歩でも進みましょうよ。

    文章を読む限り当組合としては法律の専門家を起用しているとは思われます

  が、それはこの問題の原因の究明と解決を図り、今後の発生を防ぎ組合員個々の

  これ以上の損失を防ぐ為にこそ、使うべき専門家ではないでしょうか。

  精算会社との取引とは、組合員個々の取引であり、そこで生じた不利益は組合員

  個々が負うものであります。又この問題の解決なくして精算会社との契約書見直

  しはないのではないのでしょうか、当組合の保護の下、安心した取引を行うべく

  本件については組合員各位で考えて行くべきでしょう。


    さて、振り返れば今からさること、8年前(平成14年4月12日より)弊社の経営

  改革に対して札幌市水産物卸売協同組合当組合がとった不作為的違法行為。これ

  に市場開設者であるところの札幌市、それと卸売業者・曲〆高橋水産株式会社(以

  下「カネシメ」)まで加担いたしました。これらの者は共同して謀をめぐらし、又

  阿吽の呼吸で、各々業務の範囲を楽々逸脱し、越権的な行為・職務権限の乱用に

  わたる行為、その結果としての独占禁止法抵触等を平然と行いました。その威圧

  的(「威力」と言っていい)な当社に対する業務妨害行為。今思い返しても背筋が

  ざわつく、弊社代表者飯塚正男が人事不省であるのを承知していながら「例え這

  ってでも、ずってでも連れてこい」と言った言葉。これらは今でも痛哭の念を禁

  じ得ません。だから今回のようなことが起こったんだ、とまず言いたい。分かり

  ますでしょうか。風通しの全くない市場機能の低下したままの状態下だからこそ

  本件は起こるべくして起こった、これが今回の不祥事の真の原因であるというこ

  とが。再度聞きます、「分かりますか」。

          いやまた分からないふりをするのでしょうか・・・。

    例えカネシメが首魁であり、札幌市中央卸売市場水産部に二社しか存在しない

  卸売業者として絶大な力を有しているといえども、市場の公共性・公益性、ひい

  ては市場機能の健全なる活性化はいじされなければなりません。それを本来守る

  べき札幌市と市場業者の業務を行う札幌市水産物卸売協同組合がカネシメと共に

  共同歩調を取って行われたときに今回の不祥事の前触れはあった。今回の不祥事

  は市場の機能マヒの端的な例です。これは一本で繋がっていること、誰にでも分

  かる、小児の理屈でしょう。

    カネシメが市場の一大既得権益企業として市場の公共性・公益性に反する行為

  をしたことは明白であり札幌市及び札幌市水産物卸売協同組合もカネシメに荷担

  している。まあ時代劇「水戸黄門」でいえば悪代官までいて、役者は揃いまし

  た。ただちりめん問屋がまだきていない。そうですが、ええ、その到着まで待つ

  んですか。それまでこの田舎芝居を続けるのですか。

    当組合は、仲卸業者の団体として仲卸業者である組合員の意見を反映させると

  いう本来の姿を失い形骸化し、卸売業者の下部組織ごとき様相を呈し、一部の組

  合員には自分さえ良くって卸との癒着の疑いもぬぐえない、これが現在の状態で

  す。


    あのときついたひざ、当組合はこの度も、ひざをついたままなのですか。立ち

  上がらないのですか。

    弊社は思います。

    このような環境下に仲卸としての意義があるのだろうか。


    開設者・札幌市は旧態依然とした一業者による市場の私的独占という歪んだ悪

  弊を正すべき立場にあり、このような現在の札幌市中央卸売市場の環境下におい

  て市場はその機能を果たす役割を負えていません。このままの状態が続けば、今

  回の不祥事が一例目として、今後札幌市中央卸売市場が存在価値を失い空洞化す

  る最悪の事態となりかねない。開設者・札幌市としてもその監督責任の問われる

  ことになります。

    市場の活性化・市場機能の回復のためには卸売業者と仲卸業者はそれぞれ大き

  な役割を担っており、現状を打開する一端としては卸売業者(黒船)の新規参入

  の到来が不可欠でありましょう。よって所轄官庁である農林水産省は卸売業者の

  新規参入を図るべきであります。みなで考えたいと思っております。


    上記色々申し上げましたが、丸姫飯塚水産株式会社として『質問状』を提出し

  た真意、また本回答書の趣旨は当組合の果たすべき役割はこうあるべきだと、や

  むにやまれず提言したものであること、ご理解して頂いていると思いますが、最

  後に付言するものであります。








以上







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